映画「モダン・タイムス」(1936年・アメリカ)レビュー

映画「モダン・タイムス」はチャップリン監督作品の中でも知名度が高い作品ではないでしょうか。歴史の教科書で「モダン・タイムス」のワンシーンの写真を観たことがあるように記憶しています。仕事やお金に支配された毎日が息苦しい、そんな方におすすめしたい映画です!

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映画「モダン・タイムス」【予告編】

映画「モダン・タイムス」作品情報

原題:「Modern Times」
制作年・国・上映時間:1936年・アメリカ・87分
監督:チャールズ・チャップリン
出演者(役名):チャールズ・チャップリン(工場労働者)/ポーレット・ゴダード(浮浪児の少女)/ヘンリー・バーグマン(カフェの店主)/アラン・ガルシア(製鉄会社の社長)/スタンリー・J・サンフォード(工場労働者)/ハンク・マン(押し込み強盗)/ルイ・ナトー(押し込み強盗)/エドワード・ル・セイント(保安官)/セシル・レイノルズ(牧師)

チャップリン監督・主演の映画「モダン・タイムス」は不朽の名作。大恐慌下のアメリカを舞台に、チャップリンが演じる工場労働者が機械化された社会の中で翻弄される姿を描いた作品です。社会の歯車として生きることの悲哀、機械化がもたらす人間性の疎外、そして資本主義社会の矛盾をコミカルかつ切実に描き出しています。チャップリン独特の身振り手振りによるコミカルな演技と、社会への痛烈な風刺が魅力。

映画「モダン・タイムス」あらすじ

チャップリン演じる工場労働者はベルトコンベアーでの単調な作業に追いやられ、精神を病んでしまいます。その後、様々な仕事に就くもうまくいかず、ついには投獄される始末です。出所した彼はパンを盗んだ浮浪児の少女とぶつかりますが、彼女をかばって自分が盗んだと警察に言ったことをきっかけに2人は恋に落ちていきます。

映画「モダン・タイムス」注目ポイント

映画「モダン・タイムス」はチャールズ・チャップリンが監督、脚本、製作、音楽、出演を自身で行った意欲作です。

当時はマイクの性能が悪かったため、セリフは字幕で書き出しされています。そんな中、身振りで器用に状況のリアクションをするコミカルな姿が魅力的です。計算され尽くされた面白い動きは今見ても笑えます!

また、ローラースケートのシーンでは観ている方がヒヤヒヤする様なギリギリの演技が見ものです。

100年近く前の作品ですが、現代に通じるテーマ性もこの映画の魅力だと思います。

映画「モダン・タイムス」感動ポイント

人が人らしく生きられる環境とはなんだろうと考えさせられる社会風刺が効いた作品でした。

チャーリーと少女は共に自由を求めていますが、時代は資本主義。過酷な労働の中で人々は機械の一部のように扱われてしまいます。そんな中で精神的に病んでしまったチャーリーは無実の罪で投獄されますが、ひょんなことから脱獄囚を撃退し、それを機に拘置所での待遇が改善しました。模範囚として釈放される際、チャーリーは居心地が良いのでと釈放を拒みます。

当時の社会は社会の底辺にいる人々にとって拘置所よりも生きにくいものだったのでしょう。さて、現代はどうでしょうか?

映画「モダン・タイムス」まとめ

冒頭では休憩も監視されている監視社会が描かれています。また舞台となっているのは効率を最優先するあまり人が人として生きられない世の中です。そういった社会を風刺した映画ですが、コミカルな視点で描いているため深刻さはなく、観やすい作品に仕上がっています。

こんな方におすすめ

映画「モダン・タイムス」はチャップリンのファンや興味のある方は必見の作品。
喜劇王と言われたチャップリン自身が監督した作品ですのでコメディ好きにもおすすめです。
また、社会派映画に興味がある人にも面白い作品でしょう。

約100年前の作品ですので、古典映画を鑑賞したい方や映画・映像の歴史に興味がある方にもおすすめです。SFXやCGなどの現代的な演出を使わずに制作した映画とはどんなものなのか知る上で良い作品と言えます。

文:Ta@akee 編集:chi-yu

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