ジャンル ドキュメンタリー/アーティスト伝記ドラマ/ヒューマンドラマ
監督 ミシェル・オゼ 、 ピーター・レイモント
撮影 ウォルター・コエルベット
出演 グレン・グールド、ジョン・ロバーツ、ウラディミール・アシュケナージ、コーネリア・フォス、ローン・トーク
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映画予告編 (グールドの演奏を少し聴くことができます)
バッハの「ゴルドベルク変奏曲」を新しい解釈と表現で弾いたことにより音楽界の寵児となった天才ピアニスト、グレン・グールドの生涯のドキュメンタリー映画です。
グールドはカナダのトロント生まれ、幼い頃は田舎で育ったようです。
ニューヨークで華々しいデビューを飾るも、カナダを離れる気はなかったとのこと。
映画にもカナダ西部の紅葉や湖水など、美しい風景が多く登場します。
グールドはクラシック音楽家にしては、ルックスやキャラクターで売られた面が大きいです。
テクニックや芸術性も素晴らしいものですが、キャラが立ちすぎているのが幸にも不幸にも働いたのではないかと思います。
ハンサムで長身なこと、ガラスのように繊細なキャラクター。
コンサートやレコーディングには常に低い椅子を持ち歩く、怪我を恐れて握手はしない、真夏でも厚着に手袋などの奇行。
死後にドキュメンタリー映画を作れるほど写真や動画がたくさん残っているのは、レコード会社がフォトジェニックな写真や動画をたくさん撮影したことにもよります。
家庭での映像や、ピアニストとして以外の仕事の様子も残っているので、本人も自分を記録することに関心があったのかもしれませんが。
http://www.crest-inter.co.jp/glenn_gould/
生前の彼と親しかった人々がインタビューに何度も登場して、グールドを語ります。
彼のユニークさの思い出とともに、ほとんどの人が「変人ぶりばかりが有名になったが、彼は普通の人間だった」と強調していました。
でも、彼を直接知りえない一般の人間から見た彼は、やはり愛すべき奇人変人だったとしか思えません。
平凡な人間は、芸術家やスターに非凡でいて欲しいと思うものです。
芸術の才能だけでなく、作品以外の面でも。
他の記事で紹介した、モーツァルトの「トルコ行進曲 聴き比べ」のYoutube動画。
私がグールドを知ったのは、その動画でした。
他のピアニストに比べて圧倒的にハンサムでかっこいい写真が多いので、「どんな人だったんだろう」と興味を持ったのが正直なところです。
グールドのファンに怒られそうですが、音楽そのものの良さは、私にはまだあまりよくわかっていません。
モーツァルトだからいい、という感じで、「グールドが特にいい」とまでは感じていないです。
「グールドのトルコ行進曲も好き」ではありますが。
彼の代表的な演奏、デビュー演目でもあり晩年のレコーディングともなった「ゴルトベルク変奏曲」をもっと聴きこまないと、グールドの演奏そのものについてはあまり言えません。
バッハをピアノソロで聴くこと自体があまりなかったので、比較も難しいです。
この映画も、ドキュメンタリーなことを知らず、現代の俳優がグールドを演じたストーリーだと思ってレンタルしました。
若い頃のグールドを撮影した映像はとても魅力的です。
しかし、若い頃から心配な兆候が見られた頭髪は、晩年はやはり残念なことになっていました。
長髪だからよけい目立ってしまうんでしょうね… 顔があまり老けないこともあるかも。
グールドの残した録音についてはWikipedia グレン・グールド参照。
これによると、モーツァルトは嫌いだったらしいですね。装飾音を全部カットして極端にテンポを変えて演奏したとか。
でもソナタ全曲を録音してるそうなので、聴いてみたいと思います。
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